A BOOK:平田オリザ わかりあえない…

妻との会話ではなかなか伝えられないことが、他人が加わると存外説明しやすくなる場合があるのをしばしば感じます。息子たちともそうです。
なぜそうなのか長いこと謎でした。うちの家族関係が悪いのか、変わり者ばかりなのか・・・
Seiko先生に貸してもらった本を読んで謎が解けました。

平田オリザ著、「わかりあえないことから-コミュニケーション能力とは」という本です。

ごく近しい関係にあっては言葉はギリギリまでそぎ落とされる・・・関係が遠くなるほどに言葉は説明的になり、長ったらしく(冗長に)なるそうです。
ということはうちの家族だけでなく、これは人類共通の性質だったようです。
おかげでうちの家庭は救われました。(笑)

昨今の新書タイプの本は、「煎じ詰めるとこの本はこんなことを言っている」とたいてい短く要約できるのですが、この本はそうはいきません。
あまりに面白すぎて、内容がありすぎて、「この本はこんなこと書いてます」とはいえません。
ぜひ多くの人に読んでいいただきたいと思います。

たくさん勉強させられたことの中の1つを紹介すると、
私たち日本人は、学校でも会社でも、個性を持て、独創的であれ、と言われながら、その実、高い協調性を互いに求めている。個性・独創と協調は通常は反対のことだ・・・ということに気付いてすらいない。
ということを実にわかり易く説いています。

その他にも、目からうろこが次々と・・・
740円が安い!と感じる本でした。それをタダで借りて・・・バチが当りそうです。
次に借りたKeiko先生も、バチが当りませんように。

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A BOOK:平田オリザ わかりあえない…” に対して1件のコメントがあります。

  1. Seiko W. より:

    先生、写真入りでの紹介ありがとうございます。
    一人でも多くの方に読んで頂けたら嬉しいです。
    Keiko先生の次に読まれたい方いらっしゃいませんか。
    是非どうぞ!

    1. admin より:

      これからA BOOKシリーズをやりたいと思います。
      ありがとうございました。

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