英語は単語じゃない

授業中、「お酒の適量」をどういえばいいのでしょうかと質問を受けました。「自分の酒の適量がわからない」と言いたいとのこと。

よい教材を提供してくれたことに先ず感謝しました。
和英辞典で「適量」を調べても無駄に終わります。

生徒さんはみな「単語を知らない」「語彙が足りない」と嘆きますが、この生徒さんも「適量」という英語がわからないから「もうダメ」状態でした。「適量」に取り付かれてしまったのです。

まずは「適量」からいったん離れましょう。「適量という言葉を使わなければどう言うでしょうか」とあれこれ尋ねたらやっと出てきました。

①「お酒をどのくらい飲めるかわからない」、
②「お酒をどの時点で止めたらいいかわからない」、などでした。
これを英語でいえば「適量」をしっかり言えるじゃないですか。

①なら、I don’t know how much I can drink sake.
②なら、I don’t know when I should stop drinking sake.

概して英語では説明的に言います。慣れるととても楽です。
例えば、
彼の住所を知らない→I don’t know where he lives.
彼の出身地を知らない→I don’t know where he is from.

わかりますね。鍛えるべきは単語ではありません。文法です。

(追伸:最後の英語を最初I don’t know where he comes from.としましたが、文脈によっては直前に居たところを指す場合もありえるので、大事をとって訂正しました。)

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英語は単語じゃない” に対して1件のコメントがあります。

  1. soyokaze より:

     そうなんですね!
     私なら、”適量”ってなんだろう、ん、appropriate,いや、suitable,?
     あと量はamount かな? などと単語を頭の中で探しまわるのですが、
     こんなに、自然な英語、しかもやさしい単語を使って言えるのですね。
    ”説明的に言い表す”、そして”文法をしっかり身に付ける”、ですね。
     6月のEVでは単語を並べるのではなく、自然な英語を目指して
     みます。

  2. sugama より:

    soyokazeさん、ご賛同ありがとうございます。
    やさしい英語でなんでも話しましょう。
    8歳児に倣って。

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