聞いてないよ…は現在完了

ダチョウ俱楽部の上島竜兵さんの訃報に接しました。
あんなに人を笑わせる人が悩んでいたとは信じられません。

彼らの数々のギャグの中でも「聞いてないよ~」は何度聞いても笑えます。

実は、この「聞いてないよ」は典型的な現在完了の文だなと思います。

日ごろ生徒さんの作文を見ていて、現在完了が難しいのだなと思うことがしばしばありますが、「聞いてないよ」でちょっと考えてみましょう。

I didn’t hear of it.と過去時制でいうと、「(そのとき)聞かなかった/話がなかった」のようなことになります。過去時制は過去のある時のことを言います。
I didn’t hear of it at the meeting.「打ち合わせでそんなこと聞かなかった」のように。

I don’t hear of it.と現在時制でいうと、「そういうことは私の耳には入りません」みたいな、いつでもこのことを表します。

「聞いてないよ」というのは、「(今にいたるまで)聞いていません」ということ…つまりこれまでの期間のことを表しますね。

ですから「聞いてないよ」は英語ではI haven’t heard of it.ということになります。

現在完了がわからなくなったらダチョウ俱楽部の「聞いてないよ~」を思い出すとよいかもしれません。

       

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——今日のじゃれマガ——
じゃれマガは面白く、易しい英語で毎日配信される素晴らしい教材です。その英語はとても良いお手本です。じゃれマガからもっと学ぶためのヒントを提供します。

★今日のじゃれマガーその要旨
AppleがiPodの販売を終了しました。Walkmanが生みだした外で移動しながら音楽を聴くという文化はどんどん進化して、現在ではスマートフォンに集約されてしまいました。時代についていくのは大変です。

★学びたい英語/まねたい英語(特にお手本と思うところ)
・音楽の買い方を変えた
・(元々のWalkmanは)カセットをかけるものだった。日本語なら「カセットで聞く」というところですが、それを英語にすると面倒ですから、英語式がラクですね。

今日のじゃれマガ 全文
Goodbye, iPod!
After selling iPods for almost 22 years, Apple has decided to stop making them. The iPod changed the way people bought music and listened to music. It was a music player like the Sony Walkman, which played cassettes, but unlike the original Walkman, it played digital music. An iPod could hold 1,000 songs, and Apple starting selling digital music cheaply, only 99 cents (about 100 yen) for each song. People made regular talking programs called podcasts (iPod + broadcast) which, unlike radio, you could listen to at any time. These days, people don’t need an iPod. Instead of buying and keeping music on their devices, they use music streaming services. Besides, iPhones and other cell phones can do everything that an iPod can do.

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