多読 tips(3) 絵本は難しい!?

多読クラス担当のKumiko先生のtipsシリーズです。
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多読クラスで、何度か同じ疑問を投げかられたことがあります。
「絵本って簡単なのかと思ったら、難しいんですね・・・。」

そうなんです。子どもが読むものだし、絵がたくさんあるんだから簡単なはず・・・そう思っても不思議はないと思います。ところが、これが意外と難しいのです。

YL(読みやすさレベル)で単純に見てみても、みらいにある「Mogシリーズ」で1.8くらい。Mr. Menシリーズは、ああ見えて2.5くらいです。つまり、絵本は立派なLR(Leveled Readers:英語を母語とする子どものための本)なのです。

絵本には、赤ちゃんが“おもちゃ”としても扱いやすいボードブックから、芸術性の高い抽象的な絵のものまで、実に様々な種類があります。文字なしもあれば、長—い詩が書かれたものもあります。

そもそも絵本とは何でしょう。

子どものためのものと言っても、大人が読んであげることを前提に書かれているものが多く、子どもはそれを「読んで〜」と大人に繰り返しせがんでは、目の前に広がる「絵」と耳から入る「音声」によって、絵本の世界に入っていきます。
必ずしも、自力で読んでわかることを前提とはしてはいませんし、全てわかることも前提とはしていません。
絵本の内容そのものだけではなく、読んでくれる大人のぬくもりを感じながら、至福の時を過ごすものなのかもしれません。

長年、読み聞かせをしている経験から言うと、大人でも自分で読むのと読んでもらうのとは大違いです。私は今でも、仲間に読んでもらうのが大好きです。

絵をじっくり見ることができるからだと思います。

だって、絵本ですから。(Kumiko Uozumi)
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Kumiko先生の絵本に対する愛情が溢れていますね。(須釜)

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