レストランの奥のほう

5月1日の生EVでこんな質問が出ました。

「レストランの奥の方に座った」と言いたい時「奥の方」をどういうかというもの。

sat in the back of the restaurantと言いかけて、「待てよ?これだとレストランの裏手とも取られるかな?」という思いが頭をよぎり、宿題とさせてもらいました。

次のセッション中、用例を調べてみました。

sit at/in the back of of the taxi タクシーの後部に座る
があったと思えば、(/はどちらも可、という意味)
His house is at the back of the church. 彼の家は教会の裏手にある
という例があります。

いったいどうなっているのでしょうか。
ネット上のQ&Aを当たってもあまり参考になるものが見当たらず…

とりあえずの結論は、
at the back of は「~の奥」にも「裏手」にもなりうる。上記の例では教会の中に家はあり得ないので裏手とわかる、がレストランの例ではあいまいとなる。

しかし、in the back of ではそのようなあいまいさは見られず、あるのは「~の奥」の例のみ。inの包み込むイメージのなせる業かと感じます。

「~の裏手」とハッキリさせたいならbehindが無難。ただ、backは隣接あるいは密着しているイメージがあり、behindは離れている/接していないイメージがある。

・・・と、こんな説明を読んでも、ますますわけが分からなくなるでしょう。
そうなのです。勉強で覚えようと考えるのが土台無理なのです。

たくさんの英語を聞いて、読んで、それでだんだんわかっていくものです。英語も急がば回れです。

「英語の読書などしているヒマはない。手っ取り早く要点だけ覚えて英語を話したい!」と思って結局5年も10年も不毛の時を過ごす人のなんと多いことか。私もその一人でした。

    

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レストランの奥のほう” に対して1件のコメントがあります。

  1. お久しぶりのcosmosでした。 より:

    なんだか面白そうな会だったみたいですね。「レストランの奥」の表現。パッと思いついたのは、「入り口の反対側に座った。」という言い方です。”the opposite of the entrance of the restaurant”を使って表現できそうな気がします。”I had a seat at the opposite of the entrance of the restaurant” さて、どうでしょう?

  2. sugama より:

    cosmosさん、こんにちは
    英文いいと思います。ofが2度出て気になる人もいるかもしれませんが悪くはありません。
    of the restaurantをin the restaurantとすることもできます。
    また書いてください。

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