| 38)本を読んで想像力を磨く 2004/12/28 |
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教室では易しい英語の読み物、Oxford Bookwormsシリーズの貸し出しを始めました。Startersというもっとも易しいグループを10数点、ステージ1という400語以内で書かれたグループを20数点、ステージ2(700語以内)も20数点を用意しました。生徒さんは1週間で読んで返却することになっています。一度に10冊借りる熱心な人もいます。
生徒さんと一緒に本を読んでみると、面白いことがわかります。
単語の意味はわかっても書いていることがなかなかわからないという現象です。かくいう私もいまだにそういうことはあります。
単語の意味はわかる、構文も理解できる。でも全体の意味がピンと来ない・・・ということです。そして、何かの拍子にピッとひらめくと
突然文字が、単語が、文章が生き生きと情景を描き出します。
その経験から思うのは、「意味がわかる」ということは、ある言語から別な言語に変換するという作業ではないようだということです。
言語から言語ではなく、言語から映像になって初めて「意味がわかった」と実感するのでしょう。
言葉を読んで、心に映像をいきいきと描き出せるためには想像力が必要で、言葉→映像の練習が物をいいます。易しい英語をたくさん読んで映像化の練習を大量にすることが大切です。もちろんこれは会話のためにも大いに役に立ちます。 |
| 37)真似作文 2004/12/01 |
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ちょっとご無沙汰と思っただけで半月が過ぎました。ご常連の方には大変失礼しました。
今日は「真似(まね)作文」という最近の思いつきを話します。「勉強してもしてもなかなか話せるようにならない」というのは多くの英語難民に共通する悩みです。そのひとつの対策は「これだ!」と思いついて我が教室で奨励し始めました。
英語難民は何かを言おうとしたときに「どう言ったらいいのだろう?」と途方に暮れます。僕が「この間勉強した・・・を使ったらどうですか?」と助言すると「ああそうか!どうして気がつかなかったんだろう?」という調子です。
つまり、勉強したことが発信するときになかなか活かされ難いという現実です。ですから、何か新しい英語を憶える度にそれを使って自分の身近なことを出来るだけたくさん言ってみようというのがこの方法です。
新しい英語表現に出会うたびに、「これは自分はどう活用できるかな?」「何を言うときに便利かな?」という態度で臨むことが大切です。
そういう態度を身につけるには僕のところでやっているTalking Marathonのような話す機会をふんだんに持つことが必要になります。
学ぶ(Input)と使う(Output)をバランスさせることが大事なわけです。 |
| 36)listening対策にもshadowing-佐藤さんへのアドバイス 2004/11/17 |
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佐藤さんは米国人ブーン会長との会話で言いたいことはかなり言えたが聴き取りがまったくだめだったと書いています。
もしも、shadowingで練習をしていれば結果はまったく違ったものになってたでしょう。
前項で紹介したshadowingの本の中で、特に僕の感心したところを書きます。
私たちが日本語を理解できるということは、聞いたことを復唱できるからだというのです。英語も聞いたことを復唱できたら、それは意味もわかるし応答もできることを意味するというのです。
その復唱する力を養う方法としてシャドーイングが最強の方法であることはまったく異論の余地がないでしょう。いまさらですが、シャドーイングは聴き取りと話す力と発音をもっとも短い時間で鍛えてくれます。 |
| 35)最強の勉強法-shadowing-佐藤さんへのアドバイス 2004/11/14 |
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耳と口を使う練習方法として最も優れているのがシャドーイング(shadowing)です。shadowingとは聴いた英語をそのまま繰り返すことです。ラジオやCDなどで流れる英語を止めずに次々と追いかけて復唱するものです。復唱している間にも原音は先に進みますから口を動かしながら耳は次を聴くという…初めての人にとっては想像も出来ないかもしれませんが、できるのです。
嘘だと思ったら日本語でやってみましょう。機関銃のような早口は別としてNHKニュースのようなものは聞きながら復唱を続けることはできるでしょう。英語が聞けて話せるということはそれができるということなのです。
10分間のshadowingは他の勉強法1時間以上に匹敵するでしょう。特に眠気が差している時など、これを始めると睡魔は吹っ飛びます。僕も最近鳥飼玖美子さんの「はじめてのシャドーイング」を読んで、本当のshadowingを勉強し、その素晴らしさを再認識しました。
本の詳しいことはこちらでどうぞ。 |
| 34)目からではなく、耳から憶える-佐藤さんへのアドバイス 2004/11/12 |
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佐藤さんが暗記にかける熱意は大変なものですが、やり方が少し間違っていたのでとてもエネルギーを使って、忘れるのも早かったことは大変残念です。
佐藤さんはテキストのコピーをいつもポケットに忍ばせ、ちょっとの暇でも出しては憶えました。それ自体は細切れ時間の有効利用で素晴らしいのですが、視覚に偏った憶え方でした。
文字を通して目から憶えたものが口を突いて出てくる率は耳から憶えたものよりかなり劣ります。これは僕がいやというほど体験しました。話せるようになろうと思ったら目から憶えるのではなく、耳から憶えましょう。耳を使い、口を使って真似るうち、思いがけず口を突いて出てくるものです。 |
| 33)忘れない方法あれこれ-佐藤さんへのアドバイス 2004/11/08 |
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別項、「生徒さん大いに語る」コーナーで佐藤邦明さんが体験談をお書き下さいました。せっかく暗記したのに少し経つと忘れてしまうのが悲しいとあります。本当に悲しくもったいないことですね。でも対策は簡単です。
繰り返しチェックすることです。やっと憶えてもその記憶はまだ十分定着しているとはいえず、じきに蒸発してしまいます。
コツは忘れかけたころを見計らってチェックすることです。 しっかり記憶しようと思って、一度に何度もチェックしても効果的ではありません。人間はすぐに飽きるものだからです。本人(顕在意識)は必死でやっているつもりでも脳の実質(潜在意識)はとっくに飽きてしまって真面目に働いてくれません。
憶えた翌日あたりにチェックするとあちこち忘れているところがあります。その時の、がっかりしたり悔しかったりという感情が記憶へのエネルギーになります。3日も放ったらかしておくとまたゼロから憶えるのと変わらない労力を要しますが、1日後ならかなり憶えているでしょう。理解が十分でない
まま無理やり憶えてしまったところは、チェックの段階でいやでもあぶり出されます。
時間というフィルターを上手に使うと少ない労力で憶えられます。 |
| 32)暗記でさっさと手離れよく 2004/11/04 |
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熱心に勉強しているのに成果がいまひとつの人、気ばかり焦っている人、いずれの人もある人にいわせればみな「英語難民」です。
ただ焦っているだけの人への処方箋は28)でお話したようにすぐに「勉強」に着手することです。
一方「熱心にやっているのに…」という人には前項31)で最後のひとノミを忘れていませんかと申し上げました。
熱心にやっている人の中には、「やってもやってもきりがない、一体どこまでやればいいのか」という悩みがあると思います。ここでも暗記は救世主となります。暗記ができればその英文なり、文法項目は理解できたと判断してよいでしょう。それでけりをつけて先に進めます。
ただし、暗記を試みて、翌日なりにチェックしてしっかり憶えたとしても一度ではまだ定着していません。忘れかけた頃を見計らって再チェック再々チェックを何度か繰り返すと永久記憶に変化すると最新の脳医学が教えています。 |
| 31)成果が上がらない人の原因-最後のひとノミ 2004/11/02 |
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これまでにも暗記について何度も書きましたが、最近またいくつかの実例を考えてみてますます確信を深めました。
いつまでも成果の上がらない人たちに決定的に共通すると思われるのは暗記していないということです。
教室に通ったり、通信教材を使ったり、ラジオ講座を永年聴き続けたり・・・さまざまな方法で地道に勉強を続けながら「さっぱり成果が・・・」という人の話をよく聴くと、暗記をしていません。
どんなに長時間勉強しても、最後に鍵となるいくつかの英文を暗記してしまわないことにはその勉強が完結しません。彫刻になぞらえれば最後のひとノミを入れないばかりにその彫刻が完成しないようなものです。
最後のひとノミを惜しむばかりに、せっかく勉強したことを忘れてしまうか、忘れないまでも、使える状態になりません。 |
| 30)知っておくと便利-「作業興奮」 2004/10/31 |
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勉強しなくてはと思いながらぐずぐずしてしまうことがあります。「いつもそうだ」という声も聞こえそうですが、そんな時どうすればいいか。
成功した人の本を読むといろいろな方法で怠け心を克服していて感心しますが、「取り合えず取り掛かる」という方法も大変有効です。「あれをしてから…これをやってから…」と一寸延ばしにしている自分に気がついたら、ごちゃごちゃ考えず机に向かい、テキストを開いて、あるいはCDをかけて始めてみましょう。するとどうでしょう!いつの間にか熱中し始めている自分に気がつきます。
こういう現象を「作業興奮」と呼ぶそうです。作業を始めれば興奮してくるというわけです。誰が名づけたのかすばらしい命名ではありませんか。 |
| 29) 計画はほどほどに 2004/10/29 |
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僕のような人ばかりではないと思いますが、計画好きな人は多いと思います。何かをやろうと思い立つと綿密な計画を立てます。3年計画とか5年計画とか、「こうなったらこうなる-そうしたらこうできる・・・」。到達点にはnativeと遜色ない英語を話す自分の姿が見えます。
これほど極端ではないにしても僕自身何度となくそのような計画を立ててみたことがあります。でもこれは計画ではなく夢に過ぎません。仕事の場合はいざ知らず、自分自身の場合、計画は立派なほど三日坊主に終わるものです。
僕が数え切れない三日坊主の果て、今に続く勉強を始められたのは計画の否定からでした。どうせ守れない計画をまた立てるくらいなら、いっそ行き当たりばったりでやってみようと。
朝、朝食をとりながら、新聞に目を通しながら、イヤホンでラジオ講座を聞き始めました。テキストも買わず、録音もせず、まったくの聞きっぱなしです。それまでの自分とは180度反対です。そうしているうちにラジオを聞く習慣がしっかりと定着し、テキストを買って確認したくなり、どうせなら録音してしっかりやりたくなり・・・という具合に、いわば実績が次の行動を促す形でのめりこんで行きました。
結論は「正しく勉強をしていれば結果はついてくる」です。
ハウツー本・啓発本は1冊読めば十分。それで行動を開始しない人は何十冊読んでも効果はありません。
考えて見ればこのコーナーもハウツー本のようなものですね、そうでであればいつまでも読むものではないかも。 |
| 28) 焦っている人に共通する現象…勉強とは 2004/10/28 |
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いつまでも初心者で焦っている人に共通する現象があるように思います。これは実は僕自身の過去の反省でもあります。
書店には思わず買って読みたくなるような刺激的なタイトルのハウツー本が山ほど並んでいます。今はNHKテレビで「英語でしゃべらナイト」のような語学バラエティー番組まであります。
こういう本や番組を見ると「あんな人があんなにしゃべれるんだ、自分も頑張らなくては」という気になります。その点では刺激剤として立派に役に立っています。問題はそのあとです。
「さあ自分もやってみよう」と思ったら小さなことでもいいから「勉強」を開始すればいいのですが、またまた別の刺激剤(本)を買ってくる。一度刺激を受けたらすぐに「勉強」に取り掛かればいいのにただ次の刺激を追うだけにとどまります。
こういう本や番組を見ること自体は勉強ではありません。
語学の勉強とは聴き取り練習や、読んだり、憶えたりといったことです。焦っている人はああしようか、こうしようかと方法ばかりを模索していて実際に何も勉強をしていないことがままあります。
そんな暇に単語のひとつも憶えれば、塵も積もれば山・・・着実に前進します。 |
| 27) やればやっただけ 2004/10/26 |
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前項、「振り返ることの効用」を書いてから面白いことに気がつきました。
「このままで私は果たしてものになるのでしょうか?」と悩む人ほど実は勉強量がそれほど多くないという傾向がうかがえます。
「やってもやっても目標が近づかない」ということは実際はそれほどなく、やればやっただけ確実に成果は現れるものです。悩んでいる人は実は勉強した以上の進歩を期待して、気ばかり焦っている場合が多いのではないでしょうか。
僕自身、振り返ってみて「進歩が実感できない」と人にこぼしていた時期は実は浮き足立ってあまり努力をしていなかったことに気がつきます。
愚直にやるべきことを一歩一歩やっていれば、成果は案外すぐに目に見えるものです。 |
| 26) 暗記の効用 2004/10/25 |
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暗記というと、誰もが嫌悪するものの代表だと思います。しかし、英語に関する限り、暗記の効用は否定できません。地元で有名な英語教育者のM氏も最近の雑誌の中で「1000テンス」という軽妙なタイトルをつけて暗記の効用を説いておられます。
氏いわく、nativeと同じような発音と理解で間髪を入れずに英語を発するには、大量の暗記が一番だと説きます。そこで「一体どれくらい暗記すればよいのか?」と問われると、「1000くらいは必要でしょう」というわけで1000テンスとしゃれるわけです。
僕もまったく同感です。僕は中学校英語をしっかり身につけることが英会話の一番の早道だと考え、教室でもそれを実践しておりますが、このとき、理解したら憶えてしまうことを薦めています。理解しただけで終っていてはいつまでも話せるようにはなりません。「反射的に」口から出るまで憶えることが切り札です。1000と聞くと驚く人も多いと思いますが、こつこつやっていけば1000や2000は無限ではありません。
話せるようになった人は皆そういう努力をした人なのです。 |
| 25) 振り返ることの効用 2004/10/22 |
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語学学習は長期戦なのでその間には「こんなことで果たしてモノになるのだろうか」などと誰もが悩みます。目標があまりに遠くに感じ、進歩があまりに遅く感じるからです。
でもそんな時は振り返ってみることを薦めます。先ばかり見ていると目標がちっとも近づかないように思えますが、たまには振り返ってみてください。「ああこんなにやってきたんだ」「以前わからなかったことがこんなに分かるようになっている」と驚くものです。
目標までの距離がどれだけ縮まったかという「引き算」ばかりでなく、これまで積み上げたことを「足し算」で見てみるとまた元気が出るものです。 |
| 24) 間違えることは一番の先生(その2) 2004/10/09 |
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ある段階になると、間違いは間違った本人が自覚できます。
そうですね、英検で言えば2級以上でしょうか。あるいは「今言ったことは間違っていないかな?あとで調べてみよう」と思います。
このように、会話をするとそのあとに山ほどの宿題を自分で作ります。「あんな間違い・こんな間違い・・・今度は注意しなくては」と何度も思い出しては自然に復習をします。
あるいは次に勉強する時「ああ、これをあの時使えばよかった」ということが多く、まさにむさぼるように学び、スポンジのように頭が吸収してくれるという良い循環ができます。
多くの真面目な日本人は「ちゃんと間違わずに話せるようになってから会話しよう」と健気に勉強を続けますが、そんな日は永遠に来ません。 |
| 23) 間違えることは一番の先生(その1) 2004/10/07 |
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目下Talking Marathonが大好評です。ひとつのトピックについて何度も何度も繰り替えし練習できることが好評の一番の理由のようです。私たち日本人はほぼ例外なく「間違い恐怖症」の重病患者だと思います。何か話そうとする都度、三単現のSは・・・時制は・・・等々頭の中で完璧に文を作らなければ話せません。
これはきっと中学校での初期教育が原因、特に話す練習にほとんど時間を割かなかった結果だと思います。いちいち頭の中で文を作ってから話すのでは時間がかかって会話のペースが保てません。といって思い切って、考えずに話し出すと言ってしまってからあすこもここも間違いだらけで話すことになります。
でも、これは絶対に必要な成長過程です。それを経ないで会話を身につけることはありません。 |
| 22) I'll take it 思いついたときもwill 2004/10/02 |
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I'll take it.は買物の時、「これもらいます」という意味。レストランでならI'll
have it(それを注文します) が定番表現です。この場合のwillは、「今思いついた/決めたのだ」という気持ちを表しています。こんな時にI'm
going to have it.といったら、「これを食べたくて来た」ような感じ、つまり予定の行動を暗示してしまいます。
will も be going to も未来を表すとだけ憶えていて、「なぜ二つあるんだろう?」「何が違うのだろう?」という人は大変多いと思います。乱暴に言えば、基礎を習う段階では「どっちも未来で一緒、どちらを使ってもかまわない」と考える方がいいでしょう。ある程度進んだ段階でその区別に徐々に慣れるといいと思います。
つまり、その段階に即した勉強のし方があるわけで、初めから小さなことにこだわっていては進めません。初めからしっかりやるべきは発音などです。
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| 21) I'll be waiting for you・・・これも緩和策 2004/10/01 |
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I'll wait for youと言えば、相当さりげなく言っても「僕は君を待ち続けるぞー!」と情熱がほとばしり出てしまいます。I'll
be waiting for youと言ったらどうだろう。僕自身、昔はwillの未来と進行形が合わさると一体どう意味を醸し出すのだろうと理解に苦しんだことを思い出します。
この形、未来進行形は、「自分の意思に関わらず、そうせざるを得ない/そうなってしまう」という他力本願的な状況を現します。
日本人が憶えたら多用してしまいそうですが・・・。
ですから、I'll be waiting for youといえば「(僕がそうしたいわけではないけれど)君を待つことになるねえ」程度の意味です。 |
| 20) Maybe I will・・・強すぎるwillを弱めるあの手この手 2004/09/30 |
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willが話し手の強い意思や確信を表すことを先に述べました。
You'll be sorry.は「あなたは後悔するだろう」などと寝ぼけた物言いではなく、「俺が後悔させてやる!」と報復を宣言していると考えるべきです。
しかし時にそのあまりの強さに恐れをなしてか英語国民はいろいろな方法を駆使してwillの力を弱めようとします。よく聞くのはI
think I will pass the test.のように、I think をつける方法。I thinkがあるので「合格するような気がする」、なければ「俺は絶対合格だ」と鼻持ちならない自信過剰になってしまいます。そのほかにもProbablyやMaybeを頭につけることで、ぐっと物言いが和らぐわけです。
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| 19) 語学は言葉の再発見 2004/09/28 |
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生徒さんが英文メールをくれたなかに、I was day off yesterday.とありました。ご本人は「昨日は休みでした」のつもりであることはすぐに分かります。でも、この英語は間違いなので添削してお返しました。この間違いは大変多くの人に共通するのでここでちょっと取り上げましょう。
正解は、It was my day off yesterday. あるいは I was on my day off yesterday.です。日本語では「私は(今日は)休みです」とか「私はざるだ(蕎麦屋で)」などといっても平気ですが、私=休み、や私=ざる、は論理的にはおかしいわけです。機内食で『ポークかビーフか』と聞かれ、『I
am pork』と日本人なら誰でもやってしまいそうですが、こんなことに気がついていくのも語学の勉強の面白さです。
(※holidayは祝日のような誰もが休む日、自分が申請して取る休暇はa day offとかdays
offといいます) |
| 18) 映画は楽し 「Maid in Manhattan」 2004/09/25 |
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最近評判のこの映画を見ました。話の粗筋はPretty Womanそっくりの現代版おとぎ話ですが、英語がよく聞こえてきて、面白く見ることができました。映画を生きた教材とはよく言ったものです。
苦労して憶えた英語が登場人物の口から出る度に「ああこういう風に使うんだ」とか、「おっ、実際に言ってる!」といった感じで、スーッと一度で胸に刻み込まれます。机の上の勉強ではあんなに憶えられなかった表現なのに、こんな風に見せられるとたった一回で憶えてしまうのですから、これを利用しない手はありません。 |
| 17)You'll be sorry.とは?・・・willの威力 2004/09/22 |
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willを「・・・だろう」と憶えることにいつも違和感や困惑を覚えながら、なかなか上手く説明できなくて力不足を募らせています。It
will be rainy this afternoon.と言ったら、「午後は雨になるだろう」のようなのん気な発言ではなく、「午後は雨だと私は確信している」ほどの強いものです。意思未来などという解説でかえって判らなくなったりもするwillですが、話し手の強い意思や確信を表します。
You'll be sorry.は「あなたはきっと後悔する」さらには「後悔させてやるぞ」という気持ちになります。逆にYou
won't be sorry.は「あなたに後悔はさせません」です。 |
| 16) Talking Marathon(4) 2004/09/16 |
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マラソン体験者が「同じトピックについて何度も練習できるのが良い」と異口同音に話しています。私も社会に出たての若い日を思い出します。
営業マンとして初めて会社訪問をし出した頃、受付での挨拶・自己紹介・担当者への面会を依頼する・・・そうしたルーチンがなかなかスムーズにできず、何度も練習しました。母国語でだってこんなに難しいのです。
英語で挨拶する・・・初対面とそうでない人とではちょっと言い方が違います。「ずいぶん勉強しているんだけど会話が苦手で」と皆さん言いますが、こんな英会話の第一歩を何回練習したでしょう?そうです、練習回数が全然足りないのです。どんなにボキャブラリーを誇る人だって、たった数回の練習で上手に挨拶ができるなんてありえないじゃありませんか。
このマラソンはそんな練習も含みます。 |
| 15) Talking Marathon(3) 2004/09/15 |
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教室ではこのマラソンを何度か実施していますが、今週月曜日参加したH子さんも大満足した一人です。「同じトピックで次々別な人と話せるので、前の人で失敗したって気にせず次の人を相手にまた練習できる」そうです。なんだか「旅の恥はかき捨て」という諺を思い出してしまいますが・・・。
でもそうして6ラウンドもやった頃には、「もうこのトピックならまかせて」の気分だといいます。
僕の予期した以上の効果でした。1時間半で他の勉強法の10時間ほどの効果があったかもしれません。 |
| 14) Talking Marathon(2) 2004/09/14 |
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新聞に案内が出たので早速何人もの人から申し込みがありました。準1級に挑戦中というある人はテレビやCD教材などで涙ぐましい勉強をしながら、「話す方がまったく駄目で・・・」と話します。やはり話す練習機会がないそうです。
会話練習をする機会がないまま、本やCDで孤独に英会話を学ぶ人がこの国には一体何百万人いることでしょう。
そうして「憶えられない」と嘆いています。
使う機会のないものを脳は記憶しない仕組みになっているのに。 |
| 13) Talking Marathon(1) 2004/09/13 |
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外国語を話せるまでになるには勉強はもちろん大切ですが、同時に使うこと・使う機会が必要です。教室で生徒さんに日常の出来事を話してもらうとなかなか思ったことが言えません。「今回憶えたこの言い方を使ってこういえるでしょう」と助け舟を出すたびに、「あっ、そうか」・・・とこんな調子です。
私自身もそんな時期があったことを思い出します。どんなに一生懸命勉強して憶えても、それを使って思いを表現するにはまったく別の練習が必要なことがわかります。 |
| 12)読書の効用 ペーパーバックの薦め 2004/09/10 |
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私が本(ペーパーバック)を読むようになったのはそんなに前のことではありません。正直言うと以前は苦手でした。でも今は人に薦めています。
1冊の本を読んでいるとこんなに良いことがあります。幸か不幸か一日や二日で読み終えられません。英語の本なら早くても週間単位で付き合うことになるでしょう。その間、寸暇を惜しんでページを開き、続きを読みます。読む始めると直ぐに心は本の中に浸ります。部屋でも、電車の中でも、読み出すとあなたは本の世界に遊べます。そんな素晴らしい本が今年は800円ほどになりました。(以前は1300円ほどでしたが) |
| 11)読書の効用 多読用シリーズ本の薦め(6) 2004/09/09 |
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ただし、Oxfordはちょっと英国英語のスタイルが気になります。
引用符が" "ではなく ' ' だったり、go aroundをgo roundという等々。でもそれも勉強です。易しい順に6段階あるうち、stage 3までは易しくて一気に読める分、ちょっとコクがありません。
stage 4あたりから心理描写も巧みになって文学作品の香りが漂い始めます。それというのもstage
4から過去完了進行形や関係副詞その他の使用が許されるのです。
やはりきめ細かい表現をするには高度な文法が必要なことがこんなことからも感じられます。 |
| 10)読書の効用 多読用シリーズ本の薦め(5) 2004/09/06 |
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Y子さんはアトム双書の「あしながおじさん」を読んでいて、難しいところを私に質問してくれたのですが(3参照)、この本も難解です。右ページに本文、左ページに単語と難解箇所の解説があって良くできているのですが、難解なのに説明の漏れているところが多々あります。
僕も昔このシリーズを何冊か読んで勉強にもなりましたが苦労しました。このアトム双書は難解な英文に慣れていくためには良いものだと思いますが、たくさん読んで映像化を目指すものではないように思います。
やはりOxfordあたりを何10冊も楽しんで読むのが映像化には一番だと思います。 |
| 9)読書の効用 多読用シリーズ本の薦め(4) 2004/09/05 |
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易しくて内容が面白い本をたくさん読む最大のメリットは(1)英語の語順に慣れることと、(2)英文から情景をイメージできるようになることです。
(1)については言い尽くされましたが日本語とまったく違う語順を身体が反応するまで身につけ、関係代名詞で戻ったりせず書かれたとおり理解していくために(聴き取りのためにも)大量の読書が効果的です。
(2)は私見ですが、当初は英文を日本語に直すのがやっとで表面的な理解に終始します。
なかなか英文が映像化しません。ましてや辞書を引き引き読んで映像化は困難です。しかし大量に読んでいくと英文から直接映像が現れだします。こうなると読むスピードは加速していきます。よく言われる潜在意識が働くものと思います。
このためには本のストーリーも大きな役割を演じますから面白い本である必要があるのです。 |
| 8)読書の効用 多読用シリーズ本の薦め(3) 2004/09/03 |
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実はこれまでも、生徒さんに読書の楽しさを体験してもらおうと、「学習者用に易しく書き改められた」とされる本を使って何度か単独クラスを持ちましたが、けっこう難しい構文が頻出し、生徒さんは四苦八苦しました。授業で習う分には上級構文を勉強するチャンスですが、独力で読む人だったら難しくて放り投げてしまうかもしれません。
「易しい」と謳っておきながら易しくない教材は罪が深いと思います。その点、このOxfordやPenguinはしっかりと配慮されて作られています。 |
| 7) 読書の効用 多読用シリーズ本の薦め (2) 2004/09/02 |
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最近、教室で教材にしようとOxfordのBookwormsシリーズを易しい順に読んでみて深く感心しました。このシリーズはstage1(使用語数400語以内)から同6(2500語)まで6段階の難易度で構成され、全部で100を超す名作が揃っていますが、stage1から一段上がるごとに単語数が増えるばかりでなく、使う文法も段々と高度になります。それぞれのstageで許される文法はきちんと制限されているので、「本当に」易しくどんどん読み進めるのです。
私がかつて読んで、困難を感じた本はどれもそうした編集基準でしっかり管理された作り方でなかったために「実は易しくない」本だったのです。
Oxfordばかりでなく、Penguinでも同様のシリーズがあります。こういうものをどんどん読んでいくと、やがてペーパーバックも苦もなく読むようになるでしょう。 |
| 6) 読書の効用 多読用シリーズ本の薦め (1) 2004/08/31 |
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Y子さんは本の楽しさに気づきはじめたようで、何かよい本を教えてほしいと尋ねてくれました。読書を本当に友達にするまではちょっとした作戦が必要です。下手をすると、友達にする前にギブアップとなります。作戦とは、易しくどんどん読み進める本をたくさん読んでリズムをつかむことです。
私自身、かつてそういう趣旨で作られた「易しい」本を何冊も読みましたが、いつも感じたことは、「そんなに易しくないじゃないか」ということでした。でも「自分にまだ力がないんだ」とか「英書を読むのだから苦しくて当たり前」と納得したものです。 |
| 5) 映画は楽し 続編 2004/08/30 |
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前述の映画の中で、面白い場面がありました。形容詞farの比較級にはfartherとfurtherの二つがあり、前者は距離などが「より遠い」、後者は程度が「もっと」といった意味です。
英語国民でも最近は前者しか知らない人が多いと読んだことがありましたが、まさにそれが出ました。教室で教授が黒板に文字を書きながら後ろ向きにfartherと言ったのを、天才少年が「今fartherと言ったのはfurtherの間違いだ」と指摘したのです。
つまり、この二つの単語がチラッと聞いただけでもわかるほど発音が違うことがこの例でもわかります。 これらの発音できますか?習えばちゃんと出来ます。なのにまだまだカタカナ英語が改まりませんね、この国では |
| 4) 映画は楽し 「(邦題)小説家を見つけたら」 2004/08/27 |
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レンタルDVDで標記映画を見ました。ショーン・コネリーの渋くてかっこいいこと!あんな風に年取ってみたいけど、土台が違うからどだい無理。それはともかく、映画は英語の勉強になります。ある程度力がついたら勉強なんかやめて映画ばかり見ていた方がいいくらい。ある程度とは、英検準1級前後でしょうね。
また小説を何冊か読みこなすことも大切です。映画と小説はよく似たところがあり、どちらも会話の宝庫です。本が読めない人は映画は全然わからないはずです。本と映画を友達にすれば会話なんか楽勝でしょう。 |
| 3) 読解力は想像力 2004/08/26 |
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Y子さんから、「今この本を読んでいるのですが、ここはどういう意味なんでしょうか?」と質問されました。
「どれどれ」と見たものの、これがなかなか意味不明です。時間もなかったので、とりあえずコピーさせてもらい後日回答することに。落ち着いて少し前から読んでみるととても面白く、意味は簡単にわかるではありませんか。
ここで「読解力は想像力だ」と再確認しました。部分だけを読んでも想像力が働きませんが、文脈がわかると単語の羅列だったものが生き生きと像を結びはじめます。
小説を読むのは英語力の養成に大変役立ちます。読解力をつけてから読書するか、読書しながら読解力をつけるか?
多くの人は前者だと思うでしょうが、逆です。易しい本のシリーズが出ていますかららくらく読めるものからたくさん読んでみるといいでしょう。 |
| 2) whoの発音はフーではない(2) 2004/08/24 |
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それでは、英語のwhoと日本語のフーがどう違うでしょう。
どんな口の格好をして、音が口の中のどのあたりで発するかを探ってみましょう。フーと言う時、くちびるは小さくとんがるでしょう。そして音はくちびるのすぐ内側あたりで発するでしょう。人によってはくちびるで風切音もするかもしれません。who音はフーほどくちびるを突き出さず、口の開きはもっと大きく、音の発する場所はもっとのどに近いあたりです。風切音はしません。文字で書くと大変ですが、実技指導を受けてみてください。 |
| 1) whoの発音はフーではない(1) 2004/08/23 |
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「Who are you?のwhoはカタカナのフーと同じ発音」と思っていると、そうではありません。一度CDなどを聞いてよく確かめてみましょう。
明らかに違いますね。違いがわからない人、違いがわかっても同じように出せない人は一度指導を受けるといいでしょう。whoをフーと発音しても通じないほど重大ではありませんが、フーよりwhoの方が楽にすばやく話せます。総じてカタカナ発音は下手に聞こえるばかりでなく、速く楽にしゃべることが出来ず、大変損をします。
次回はwhoがフーとどう違うかちょっとだけ話しましょう。 |