| 第2回 六十歳、まだまだ大丈夫 中年からの英語の学び方 北方ジャーナル連載中 | |||||||||||||||||||||||||||
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これは北方ジャーナルに連載中の記事を、 北方ジャーナル様のご厚意でHPに掲載させていただきました。 2006年3月号掲載分 北方ジャーナルでは縦書きの文章を、HP用に横書きにした関係で、 数字などは算用数字に書き換えています。 |
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第2回 六十歳、まだまだ大丈夫 みらい英語教室代表 須釜 高雄
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| 私の教室では五十代を中心に、その前後の人が大勢楽しく学んでいます。以前から英語をかじって来た人たちも多いのですが、なかには初めて学ぼうという人もいます。 S子さんが二年前、スタートして間もない当教室に通い始めたのは、ちょうど六十歳の誕生日の頃でした。高校卒業以来、英語など一度も振り返ったことがなかったS子さんでしたが、二人の息子さんのどちらも将来に海外勤務が予想されることになったため、「多少でも英語を学んでおかなくては」と始めたのでした。 活動的なS子さんは常に多忙でしたが、時間を工面しては熱心に勉強しました。 教室では、習った英語はすぐに使って身の回りのことを言ってみるように指導しています。彼女は忠実に実行して、ほとんど毎日英文を書いては東京で働く息子さんにFAXしました。 勉強を始めて半年ぐらいのある夜、いつものようにFAXを送ったところ、ふだんは丁寧に添削して送り返してくれる息子さんが、その夜は残業で疲れていたのか、受話器の向こうから「いったい何度同じ間違いをするの?全然英語になっていないじゃないか」とけんもほろろでした。売り言葉に買い言葉、S子さんも思わず「もうあなたには二度と頼まないわ」と言ってしまったそうです。 彼女は息子さんの添削を大切にとってあって、時々見返しては「以前はずいぶんひどい英語を綴っていたものだ」と恥じ入ったり、その後の成長を感じたりするそうです。 さてその後、また半年ほどして、息子さんが学生時代にホームステイをした米国の家庭をS子さんとご主人、息子さんの皆で訪問する機会がありました。帰国してからS子さんは英語で一生懸命お礼状を書いて、東京の息子さんに手直しと郵送を任せたところ、息子さんから電話があって「母さん、よくここまで頑張ったね、素晴らしいよ」と優しく褒めてくれました。 その後もS子さんは、別な息子さんのお孫さんの世話などで超多忙ななか、着実に力をつけています。S子さんのように六十歳にして初めて手を染めても、このように努力が報われることは私としても心強い限りです。 大変多くの人が何度も英語にチャレンジしながら、「このやり方で頑張ってみよう」というものに出会えず、歳月を無駄にしていることは他人事とは思えません。 私自身の経験に照らしますと、語学を学ぶには良いお手本となる人と切磋琢磨できる仲間が必要です。 私の教室で皆さんが楽しそうに二度目の学生生活を謳歌する一番の理由は、良い勉強仲間に出会えるからだと思います。ふだんの生活で「あなたも英語を勉強しているの、奇遇ね、私もよ」などと、同好の士が出会えるチャンスは残念ながらほとんどないでしょうから。 私はこの仕事をはじめてから、星霜を経ても学ぶ気持ちを持ち続ける素晴らしい人たちと出会える幸せをかみ締めています。 |
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